会話の心理学。but法で強弱を自由にコントロールする方法

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会話の心理学。but法で強弱を自由にコントロールする方法

Ryotaです。

今回のテーマは、

・but法

言葉の中で接続詞を入れる場所が違う

but法はシンプルなのに効果が高い方法論です。多くの人はbut(でも)の使い方を間違っているために相手によくない印象を与えてしまいます。butを上手く使うことで同じ会話でも相手を心地よくしたり、自分の良さを印象付けたりすることができます。

人を褒めて育てるというのは今や常識になりつつあります。叱り飛ばすだけでは反発や怒りを買うだけで、なんの効果もないということにようやく多くの人が気づいてきたということだと思います。僕の印象でも最近は怒鳴りとばすだけの人は減ってきた気がします。むしろそういう人は時代遅れの人として白い目で見られている傾向すらあります。

「褒めて叱る」という風潮はとてもいいことだと思います。しかし、惜しいのは多くの人はその順番を勘違いしていることです。より効果を上げるためには「叱って褒める」の順番です。もっというと、たった一つの接続詞「but」をどう使うか?この一点にかかっていると言えます。

butは日本語では「でも」と訳されます。この「でも」を言葉のどの部分で使うかによって言葉のニュアンスが全く逆になります。butはその後に続く言葉を自然と強調して印象付ける働きがあります。

butを使った具体的な会話例

例えば、人を叱らなければならないとき。宿題をしない子どもを叱る例を考えてみましょう。名前はりょうたくん。笑

パターンI

りょうた、今週はサッカーの練習毎日頑張って行って偉かったけど、今日は宿題やってないのね!頑張ってやりなさい。

パターンⅡ

りょうた、宿題あるんでしょ!ちゃんとやりなさいよー!けど今週は毎日サッカーの練習に行って偉かったわね。

この違いかお分かりいただけたでしょうか?パターンIの方では、先に褒めてbut(けど)のあとで叱っています。褒めている部分は「今週はサッカーの練習に毎日行って偉かった」、叱っている部分は「今日は宿題やっていないのね」です。先に書いたようにbutの後の言葉が強調されるんですから、強調されるのは「叱っているときの言葉」です。これではりょうたくんの中では、「叱られた」という印象が強くなり、反感や怒りを返してきます。

一方、パターンⅡでは、先に叱ってbut(けど)のあとで褒めています。butのあとが強調される言葉なのですから、強調されるのは「褒めているときの言葉」です。叱っているときの言葉は「宿題あるんでしょ!ちゃんとやりなさいよ!」で、褒めている言葉は「今週はサッカーの練習に毎日行って偉かった」です。りょうたくんは「褒められた」という印象が強くなります。「褒められた」印象が強いと、その肯定感を維持しようとして、叱られている部分も改善しようと思ってくれる可能性が高まります。

butの位置で言葉の印象が変わる

このようにbutの位置をどこに置くかだけでずいぶん言葉の印象は変わってしまいます。必ず悪いところを先に言って、後から良いことを言うようにしてみてください。

・「悪いこと」but 「良いこと」

また、印象づけたいことの前に、butを使うと印象づけることができます。自然な会話になっていることが理想ですが、話が繋がっていなくてもいきなり、「けど〇〇ですね」という言い方をして構いません。これだけでも〇〇の部分が強調され相手に印象づけることができます。

・強調したい言葉の前にbut(けど)をつける

やってみるとわかりますがbut法は本当に面白い話法です。実際に使って色々と試してコミュニケーションをたのしんでください。

 

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