集中力を高めるフロー状態と生産性の追求。勉強と仕事がはかどる2つの技術

勉強しなければいけないのに集中できない。

やらなければいけないことがあるのに手につかない

仕事に集中できない。

そんな悩みを解決するのが、フロー体験です。

フローとは没頭状態のことを指します。この没頭状態に上手く入ることで、集中力を格段に上げることができるのです。

集中力を高めたい受験生や仕事に集中したいサラリーマンにオススメの記事です。

 

人間の脳は集中できないようにできている

実は、人間は集中するのが苦手です。

集中すべき場面がたくさんあるのに、なぜ人間は集中力がないのでしょうか?

その理由は、脳が集中できないように進化してきたからです。

 

集中できない進化論的理由

人がなぜ集中力がないのか、進化の過程から考えてみましょう。

はるか昔、原始時代ではライオンやクマなどの肉食動物たちと、共存する必要がありました。例えば、食べることに周りが見えないほど集中していたら、肉食動物に食べられる可能性があります。

「ご飯を食べるつもりが、自分がご飯になってしまった!」なんていう笑えない冗談になるのです。笑

 

こうならないためには、注意を1つに集中させすぎない能力が必要なのです。そのため、注意散漫になるように脳がプログラミングされているのです。

この生理学的メカニズムがある限り、集中できないことはあなたのせいではなく、人間なら当たり前なのです。では、どうすれば私たちの集中力は高まるのでしょうか?

その方法は以下の2つあります

  • フロー状態に入る
  • 生産性を追求する

これらについて、それぞれ説明していきます。

 

集中力を維持する方法① フロー状態に入る

フロー状態とは?

フロー状態とは心理学者のチクセントミハイという人が発見した概念で没頭状態のことです。

スポーツで「ゾーン」という言葉がありますが、これはフロー状態と同義です。

つまり、「フロー状態」=「深い集中状態」なのです。要は時間を忘れて没頭している状態です。

 

例えば、マンガを読んだりゲームをしたりする時に、時間が経つのがとても早いという感覚を経験したことがあるのではないでしょうか?フローとはこのような状態のことです。

フロー状態は没頭状態なので、まさに集中している状態です。人は物事に没頭しているとき、高いパフォーマンスを発揮します。フローに入れば、「集中」という現象を達成しているということです。

 

フロー体験を得る8つの条件

フロー体験を得るための条件として、チクセントミハイは以下の8つをあげいます。

  1. 明確な目的(予想と法則が認識できる)
  2. 専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
  3. 自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
  4. 時間感覚のゆがみ – 時間への我々の主体的な経験の変更
  5. 直接的で即座な反応(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
  6. 能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)
  7. 状況や活動を自分で制御している感覚。
  8. 活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。
    (Wikipediaより引用)

これらの条件のとき、人はフロー体験を得ることができます。

フロー体験を得るために全てを満たす必要はありません。1つでもフローに入ることはできます。

 

「集中」のために必須な2つの条件

フロー体験を得る8つの条件の中で、特定の2つの条件を満たすことで集中を得ることができます。

赤文字で示した、6番と8番の条件です。

  1. 明確な目的(予想と法則が認識できる)
  2. 専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
  3. 自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
  4. 時間感覚のゆがみ – 時間への我々の主体的な経験の変更
  5. 直接的で即座な反応(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
  6. 能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)
  7. 状況や活動を自分で制御している感覚。
  8. 活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。
    (Wikipediaより引用)

 

6.能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)

「難しすぎず易しすぎず」が集中する上で重要な条件です。

ゲームが面白いのはクリアできるかクリアできないか微妙なラインだからです。これが簡単すぎたり、難しすぎても集中できません。単純におもしろくないからです。

 

例えば、勉強であれば難易度が自分にとって丁度良いものを選べば良いのです。仕事も自分にできるかできないかのラインなら集中できるのです。

 

8.活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。

いくら難易度が絶妙でも、「本質的にやる価値がない」あるいは「楽しくない」ものでは集中できません。

勉強に集中できないのは、勉強する必要性を感じられていないからです。

 

実際の例を挙げてみましょう。

中学3年という時期は、多くの生徒が勉強に集中しています。これは単純な話で、受験校に合格するためには勉強が必要だからです。必要性を本人が認識しているから集中できるのです。

チクセントミハイが挙げた条件の一つ目は、明確な目的(予想と法則が認識できる)でした。目標や意義を持っているかどうかというのは、「集中」するために非常に重要な条件なのです。

勉強や仕事に集中できないという人は、「何のためにやっているのか?」ともう自分に問いかけてみてください。

 

以上のことを踏まえると。人は難易度が絶妙なラインで、本質的な価値のあるものであれば勝手に集中できることがわかります。

この基本を知っておくと自分なりに集中するための工夫ができると思います。

 

集中力を維持する方法② 生産性に焦点を当てる

人の集中力は30分しか持たない

人は注意持続時間がとても短いです。それは生存戦略として集中できないように進化してきたのでしたね。

人の集中力の持続時間は、本気で集中しても15分〜30分程度が限界だと考えられています。

こう言うと「いや、私は1時間以上集中できる」と反論されるかもしれません。

しかし、あなたが勉強や仕事をしている時、本当に丸々1時間集中できていますか?

ほとんどの人はできていないでしょう。

 

生産性に焦点を当てる方法

なかなか集中できないという人は時間を分割して作業をしてみてください。

例えば、1時間勉強したいならぶっ通しではなく、30分間×2回に分割します。その間に10分程度休憩を入れます。この休憩時間は長くても構いません。

こうすることで集中力を持続することができます。分割時間は目標と照らし合わせて、自由に変更しても大丈夫です。

仕事の場合は、作業を分割し目標量まで達成したら1分ほど休憩する。そして、また集中する。ということを繰り返すことで作業効率が上がります。

このようにすると集中力を持続していくことができます。ぜひ試してみてください!

 

時間よりも圧倒的に大切な「時間対効果」

最後に時間よりも圧倒的に大事なことをお伝えしておきます。

それは時間対効果です。

時間対効果とは、「時間に対してどれだけ作業量が行えたか」という意味です。

 

勉強ができる子と出来ない子の決定的な違い

学校には「勉強ができる子ども」と「勉強ができない子ども」がいます。

その差は、目標を「時間に置いている」か「量や習得率に置いている」かです。

 

勉強ができなかったり真面目なのに伸び悩んでいる子どもの共通点は、時間を目標にしています。

実際、「◯時間勉強した」などという発言をよくします。

 

一方、勉強ができる子どもの目標は量や習得率です。

そういう子は「◯ページ勉強した」「◯ができるようになった」などという発言をします。

 

勉強ができる子どもは「時間」ではなく、「時間に対してどれだけのことができたか」に着目しているわけです。これが決定的な両者の違いです。

このことから、時間分割はもちろん大事ですが、あくまで時間対効果を踏まえた時間分割が必要なのです。

ぜひ時間対効果にこだわって、作業を行なってみてください!

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

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