新しいトラウマ治療「タッピング×EMDR」

昔、心理学でEM DRと言うテクニックがはやったことがありました。

EMDRとトラウマ治療

これは主にトラウマ治療で使われるテクニックで、指でクライアントの目線を誘導しながら、トラウマ記憶を思い出させると言うそういう方法論です。

先日、臨床心理士の方とこのEMDRについてお話しする機会がありました。

EM DRでは目線を動かしながら、安全な場所でトラウマ記憶を思い出すことにより、「トラウマ」と「安全な場所」と言うマッチングしない物を同時に生じさせることにより、トラウマ記憶を消していこうとする技術です。

しかし、EM DRは失敗例が多く、逆にトラウマを強化してしまったと言うケースが目立ったことから、廃止の方向に舵を取りました。

とはいえ、現在EM DRが完全になくなったのかというとそんなことはなく、形を変えて存在しています。

タッピング×EMDR

その1つがタッピングの技術です。臨床心理士の方が言うには、タッピングとEM DRを掛け合わせるとうまくいくと言うことです。

これはタッピングしながらトラウマ記憶ははお前浮かべることにより、トラウマ記憶を消していこうと言う方法論だそうです。

やり方は簡単で、嫌な記憶を思い出しながら、タッピングするだけです。タッピングとは指や手のひらで体をトントンと叩く心理学の技術です。それにより心が落ち着きます。

タッピングは安全

EM DRと違って自分でできますし、安全性の高い方法論です。
実はEMDRが危険なのは、海馬にアクセスした状態で行うからです。

目の動きと言うものは記憶を司る海馬と関連があり、私たちはは目線を固定したままでは過去の記憶を思い出せません。

どうしても何かを思い出したり何かを感じようとすると、目がキョロキョロと動いてしまいます。
これは目を動かすことにより海馬にアクセスして記憶を引っ張り出していると考えられています。

EMDRでは目を動かしますが、タッピングではこれをする必要がないので、強い記憶を引き出さずに済みます。
このことがタッピングがEMDRより安全だと言える理由だと僕は考えています。

実際、タッピングは簡単で、例えば、人差し指でおでこやほっぺた、肩などをトントンと軽く叩くと心が落ち着いてくるのがわかると思います。

体から心をリラックスさせるという方法論としてタッピング× EM DRは評価できると思います。

セラピストの方などは方法論として取り入れてみると、トラウマ治療などに役に立つかもしれません。1つの技術として知っておくのは有益だと思います。

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