心理学からみた「いじめ」とは?本音を言わないと支配されるメカニズム

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心理学からみた「いじめ」とは?本音を言わないと支配されるメカニズム

今回のテーマは

・心理学から見たいじめ

多くの方々はいじめがなくならないのは学校の教育が悪いからだと思われているかもしれません。しかし実はそうではありません。

私は心理療法家として学校現場でもカウンセリングを行っています。そのため学校現場の人たちの動きを間近で見ていますが、皆さんいじめをなくすために必死に働いておられます。またそのための研修なども充実しています。つまり、今の教育現場ではいじめの加害者への教育がしっかりと行われているのです。

しかし、皆さんがご存知の通りいじめを苦にした自殺など、悲惨ないじめ事件があと立ちません。なぜいじめはなくならないのでしょうか。

その答えは脳科学や心理学の視点から見るともはや明らかです。しかし、だれもそのことを言いません。だから今回私が言うことにしました。

結論からいましょう。いじめの原因は脳の機能です。このためどんなにいじめ撲滅のための努力をしても決していじめはなくなりません。なぜなら、いじめはのに予めプログラミングされた機能だからです。

このこと知らないとどんなに努力してもいじめはなくなりません。今の教育は根本的に焦点を間違えているのです。いじめは気合でなくなるものではありません。感情論でなくなるものでもありません。しっかりとした科学的なメカニズムに基づいた対策をとらなければなくなりません。

もしあなたが今いじめられていてそこから解放される為にこのページを見ているのならラッキーです。おそらく今まで見たことも聞いたこともないような方法がここには書かれてあるからです。最後まで読んでいただければ、私が言っている意味がよく分かると思います。

脳はいじめが楽しいと感じる

このタイトルを見ただけでいじめが決してなくならないものであることがわかるでしょう。ある研究において、いじめているときに近い状態の脳を測定しました。すると何と報酬系という部位が働いていました。これは私も非常に驚きました。

報酬型とはうれしい気持ちや楽しい気持ちになった時に働く部位です。努力した結果何かを達成したときに私たちは気持ち気分になります。あるいは自分が欲しいものをもらったとき私たちは嬉しい気持ちになります。この楽しい嬉しい気持ちいいという気持ちを私たちにもたらすものが報酬型です。

いじめ行っているときに脳は気持ちいいとか嬉しいとか感じているのです。だからなくなりません。嬉しいとか楽しいという感情は人間の根源的な欲求に根ざした感情だからです。そんなものどうやってなくすことができますか?

まずはいじめがおきるのは当然の現象であるということを認識しなくてはなりません。人間であれば誰しもが加害者になる可能性を秘めているんです。それなのに一部の人たちが起こしてしまうばかばかしいものだと思われがちです。そうじゃなく誰しも加害者になる可能性があるのです。

なぜならみな等しく脳をもっているからです。脳を持っている以上必ず加害者になる可能性もあります。

・いじめが起きるのは脳科学的に当たり前

まずはこの点をしっかり認識して欲しいと思います。

加害者への教育では意味がない

冒頭で述べたとおりいじめ加害者は全人類です。そんな膨大な量に教育をするなんてそもそも不可能なのです。いじめは100パーセント間違いなく加害者が悪いものです。

しかしそれをなくすという観点から考えると、教育されるべきは加害者ではありません。そんなことしても人数が多すぎてどうにもならないからです。

実は教育すべきは被害者の方です。何度もいいますがいじめで悪いのは加害者です。これは100パーセントそうです。ただし教育するのは被害者の方です。このこと説明するためにもう少し脳の話をさせてください。

脳には扁桃体という部分があります。扁桃体は感情をコントロールする部位で、特に不安感や恐怖感なんかと深く結びついています。

そして扁桃体が重視するものの1つに平等性があります。平等じゃないと感じると、扁桃体が発火し私たちは不安感を感じます。この性質の厄介なところは、異質なものを排除しようとする性質を持つ点です。

だからいじめられる人というのは、大抵平均から外れている場合が多いです。例えばみんなよりかなり背が低いもしくは高すぎる。あるいは外国籍である。極端に勉強ができないあるいは極端に運動ができない。

その他いろいろありますが結局平均と違っているというのがいじめのターゲットにされやすい人です。これは扁桃体の仕業です。いじめられた子が転校を繰り返しても、またそこでいじめられるのはこのような扁桃体の性質があるからです。

このことからも加害者だけを教育してもまったく意味がないことがわかると思います。一時しのぎでは意味がありません。このように扁桃体の性質を知らないと、いつか誰かが助けてくれる、あるいはどこかへ移動すれば、いじめはなくなるのではないかという幻想抱いてしまいます。残念ながらそんなことは起きません。

ミラーニューロンがターゲットを決める

いじめを考える上でもう一つはずせない要素がミラーニューロンです。これはの中にある物まね細胞で、イタリアの学者によって発見されました。ミラーニューロンは人の無意識下において瞬時にどちらの立場が上かということを判断します。

この基準は簡単に言うと、本音を言うか言わないか。本音を言わない人に対してはミラーニューロンは、自分が支配者側だと感じます。一方本音を言わない側の人のミラーニューロンは、自分が支配される側だと感じます。

このように支配関係が成り立ちます。こうしていじめが始まります。いじめられっ子を見ていると、やはり自分の意見を言えない。本音が言えないという子どもが目立ちます。

日本に残る5人組的な文化も悪い方に働いて、本音を言うのは恥ずかしいことだという感性が幼い頃から子どもたちに植え付けられています。いわゆる空気を読むということですね。

洗脳という視点から見ても、空間を支配するのは本音を言うはっきりとした人です。逆に空気を読んで本音を言えない人は支配されるしかありません。

本音教育がいじめをなくす

このように幾重にも張り巡らされた脳の性質によりいじめは起こります。これはなくすためには被害者を幼い頃から本音が言えるように教育する必要があるということです。

日本ではとにかく本音を言うことが恥ずかしいことであると考えがちです。私も長く教育現場にいますが、小学生でも中学生でさえトイレに行きたいということひとつ言えずにもらしてしまう子どもたちを何度も見てきました。

これは明らかに異常です。思っていることを言えないと損する人生しか待っていません。遺伝的に大人しい子どもというのはいます。しかし本音を言うことは恥ずかしいことではないのだというふうに教育しなくてはなりません。

だから被害者になる可能性がある子そもに対しても教育しなければならないのです。もしあなたがイジメられいて、苦しいと思うなら本音を言ってみてください。一日ひとつでも構いません。小さな1歩から始めてみてください。そして本音を言ったときに周りがどのように反応するのかを見てください。

きっとあなたは驚くと思います。このように感じられたとき、あなたすでにいじめ地獄から足を外に出している状態です。継続は力なり。小さなことから始めてみてください。

 

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