なぜあなたの心理テクニックは通用しないのか?鍵を握るラポール形成

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なぜあなたの心理テクニックは通用しないのか?鍵を握るラポール形成

Ryotaです。

・心理の技術で〇〇したい。

・心理テクニックを使って他人を操作したい。

そう思っている多くの人が実際に上記のことができないのには理由があります。実際「他人を操作する」類の本はたくさんありますが、いまいち効果が実感できない方もいるのではないでしょうか?

なぜこのようなことが起こるのかというと、そいった書籍はラポールという概念を軽視しているからです。ラポールとは心理学で信頼感を意味する言葉です。ラポールを軽視していると、心理誘導は決して上手くいきません。そこで、この記事では心理誘導の基礎となるラポール形成についてお伝えします。

ラポールがないと心理技術は通用しすぎない

ラポールとは心理学で信頼感と訳される用語です。わかりにくい方は人に対する安心感と思ってください。例えば、家族や仲の良い友達と接している時に、警戒したりしないのはラポールが形成されているからです。

逆に街で歩いている見知らぬ人に話しかけようと思わないのはラポール形成ができていないのからです。実はあらゆる心理技術はこのラポールがないと全く効果がありません。臨床家が最重要視するのがラポールだと言われるのですが、これはラポール形成ができないと一切の心理技術が効かないということを彼らが知っているからです。ニセ占い師や詐欺師も相手を騙すためにラポールを最重要視しています。

簡単な例を出しましょう。皆さんは催眠を知っていますか?催眠と聞くと胡散臭い催眠術師が出てくるテレビ番組を想像されるかもしれません。しかし、実際に催眠現象は科学です。催眠療法はアメリカでは正式に医学として認められています。

だから、確かに催眠という現象は存在するのですが、催眠はかけられる人が催眠術師を信頼できなければ、かからないのです。つまり、ラポールがなければ催眠はかかりません。

もう一つ例を出しましょう。よく悪徳占い師が高額の壺を買わせたという事件を耳にしますが、皆さんは不思議ただ思いませんか?

何が悲しくて高額の壺なんて買わないといけないんでしょうか。引かかった人が間抜けだったんでしょうか?

実は違うのです。ツボを売りつけるニセ占い師はしっかりとラポールを作っているのです。客観的に見ると「壺なんて買わないだろう」と思いますが、本当に心から尊敬し、信頼している人が「壺がおすすめ」といえば買ってしまうのです。

皆さんが本当に尊敬している人や親友を思い浮かべてみてください。その人から「本当にいいんだ」と言われて勧められた物を無下に断る勇気があるでしょうか?

ラポールがいかに重要かよくわかっていただけたと思います。では、どのようにラポールを形成していけばいいのでしょうか?

ミラーリングでラポールをつくる

ラポール形成の方法としてミラーリングというテクニックがあります。心理を学んでいる人は、ご存知な方も多いはずです。ミラーリングとは簡単にいうと、相手の真似をする技術です。具体的には、相手がコップを持ったら自分も鏡のようにコップを持つというようにします。こうすることでラポールが形成されます。

・・・という説明は一般書の説明ですね。確かにミラーリングはラポール形成に一役買ってくれます。しかし、そっくりそのまま相手の動きを真似てしまうと変人に思われて最悪気持ち悪がられるのがオチです。

例えば、あなたが女の子を口説こうとミラーリングのテクニックを使うとします。(基本このようなテクニックは男性向けの恋愛テクニック本に書いてあるからこういう例です) カフェで相手の女の子が右手でカップを持ち上げたとき、あなたもあわてて右手でカップを持つ。これはただの気持ち悪い人です。違和感ありありです。

ミラーリングは全く同じ動きをすることではありません。この点が皆さんが間違える点です。だいたいでいいんです。相手がカップを持ったら、ワンテンポかツーテンポ遅れて自分もカップに入ったコーヒーを飲むのです。まるまるそっくりやるのはミラーリングじゃないわけです。

ミラーリングに限らず無意識にアプローチする心理技術は意識に上がった時点で効果がなくなります。「気づかれないこと」「だいたいで合わせること」これが本当は教えたくないミラーリングのコツです。無意識へのアプローチについては以下の記事も参考にしてください。

このミラーリングを続けることでどんな相手ともラポールを気付かれずにつくりだすことができます。コツを押さえてぜひ試してみてください。

 

その他の無意識のテクニックは↓

・悪用禁止!アナログマーキングでメッセージを強調する方法 – バーチャル心理学ワークス

 本当のラポール形成とは?

ミラーリングのようなテクニックを使ってラポール形成をするのもいいですが、一番いいのは一生懸命その相手のことを思って接することです。そういう接し方を続けることで本当のラポールというものが形成されます。例えば、母親は子どもを無条件で愛します。そのため、子どもは幼い頃より自分を守ってくれると安心感を持ちます。このような安心感・信頼感こそが本物のラポールです。

このような本物のラポールと比べるとミラーリングは小手先のテクニックにすぎません。本当に相手を思うなら逆にこのような本質的なラポール形成をお勧めします。

僕自身、様々な心理技法を学び、実践してきましたが大切な人には使いません。僕が心理技術を使う時は、あくまで必要がある時だけです。

これからも心理技法を紹介していきますが、いうまでもなくテクニックは本質的なものには勝てません。いくら心理技法を駆使しても母親が我が子に接する時のような無条件の愛には勝てないのです。

どんなテクニックよりも本当に相手のことを大切だと思って接すること。ぜひこのことを胸に留めておいてください。そうすれば本当に相手の心を動かせる人になることができます。

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