非言語の心理学。ロジャーズとエリクソンの共通点。

今日、臨床心理士の人と話をしたんですね。

現在の臨床心理っていうのはやはりロジャーズの考え方がベースになっているということをおっしゃられていました。

ロジャーズって言う人は受容的なカウンセリングをしたことで有名な人です。

ロジャーズの本質は「非言語」

彼は文献を見る限りは、確かに傾聴を1番に考えていて、すごく受容的にカウンセリングをしていたことがうかがえるんですね。

けれど、僕はロジャーズがやったことっていうのは受容でもなければ傾聴でもないと思っているんですね。

それらはあくまで表面的なものにすぎないと思っています。

実際にロジャーズがやっていた傾聴っていうのはただ人の話を聞くって言うことじゃないと思ってるんですね。

エリクソンも文献の中で、ロジャーズのことを褒めているようなものがあります。

エリクソンが褒めているのは、単にロジャーズがクライアントを受容する。そういうスタイルだったからだとは到底思えません。

エリクソンはどこを尊敬したかと言うと、ロジャーズの非言語的な部分だと思います。

残念ながらロジャーズの非言語的な部分というのは、なかなか資料として残っていないので真実はわかりようがありません。

しかし、彼が非言語をフル活用してクライアントの治療に当たっていた事は、ほぼ間違いないと思っています。

非言語と言語

じゃあ、非言語って何か?って言う話です。

基本的に西洋では、言語が大切にされてきました。

催眠にしても「何を言うか」が大事であって、エリクソンの言語パターンを分析した本なんかはよくあります。

けれど彼の本質はそこではありません。彼がすごかったのは何かと言うと、クライアントの無意識に働きかけそしてそれを短期で治療したという点だと思います。

彼の弟子であるオハンロンなんかは催眠療法についてかなり詳しくセミナー行っています。

彼はエリクソンの家で働いていたこともあり、エリクソンの本質的な部分までしっかり見ていました。

だから、わかりやすく説明ができるのだと思います。(オハンロンはエリクソンの技法をとてもわかりやすく説明することで定評がある人物です)

NLP創始者が見誤っていること

一方、NLP創始者であるリチャードバンドラーやジョン・グリンダーらは、むしろエリクソンが何を言ったかと言うことにとらわれすぎている節があります。

エリクソンがどういう言葉を使ったか?その一点についてかなり掘り下げていますが、それではエリクソンの本質がつかめないと僕自身は思っています。

エリクソンの本質もロジャーズと同様に非言語にあると考えています。

東洋では非言語の考え方と言うのは、昔からあります。気功なんかはその代表例でしょう。

実際、僕もセラピーで使うのは、西洋的な言語パターンだけではなく、東洋の昔からある無意識への働きかけの技術を使うことが多いです。

言語と非言語のバランス

ただどちらか一方であればいいと言うわけではなく、どちらもバランスよく使うことが非常に大切だと思っています。

このブログを読んでくださっている人の中にセラピストになりたいと言う人がいるならば、非言語も大切にしてほしいと思います。

人は相手の態度やしぐさ、声のトーンなど様々な非言語情報に影響受けています。

そこまで考えてクライエントと接することが非常に大切なことなのですが、実際にはそこまでできている人は少ないと思います。

今日は臨床心理士の方と話して改めてそのようなことを感じましたので書いてみました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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