返報性の法則の恐怖。カルトにはまらないために。

心理学にはバイアスというものがある。これは人の認知の偏り。心の偏り。そういう意味だ。私たちは自分で全部決めているように思い込んでいるが、実際は周りの環境や自動反応など様々な要因によって勝手に意思を誘導されている。

現在心理学の分野ではバイアスは220以上見つかっている。それぐらい人は自動反応を持っているということだ。集団にボスがいるように、自動反応にもボスがいる。そのうちの1つが返報性の法則。

返報性の原理

これは親切にしてもらったら親切にしなければいけないと思い込んでしまう人のバイアスだ。この返報性の法則はかなり強力な心理バイアスで、私たちは強制的に自動反応を起こしてしまう。大阪のおばちゃんが人にすかれるのは、飴玉をホイホイ上げるからだ。と言ったら極端かもしれないが返報性はそれぐらい効果を持っている。

私たちに1番身近な返報性の法則の例といえばスーパーの試食だろう。スーパーで試食してしまうとその後買ってしまう可能性が高くなる。これは試食させてもらったから何か買わなければいけないという返報性の法則が自動的に働くからだ。

スーパーも別にタダであなたに試食させている訳では無い。返報性の効果を狙ってのものだ。けれどスーパーの人たちも他の多くの人たちも遠方せいがいかに強力なものかということには案外気がついていない。ただスーパーでちょっとしたものを買ってかってもらうためだけの効果ではない。返報性を使えばとんでもない心理誘導を引き起こすこともできる。

返報性の原理と宗教

返報性の法則が危険なのは宗教の勧誘である。ブックレットや花を配りあなたに丁寧に接してくる。その親切心にあなたは報いなければならないと自動的に反応してしまう。その宗教に入信させられるかあるいは洗脳される入り口に入ってしまう。

ここまでくるとスパーの試食程度では済まされない。ちょっとした花をもらったことであなたの人生がぶち壊れる可能性は十分にある。それがカルトならば、殺人事件につながってしまうケースだってある。それは極端な例だとおもわれるかもしれない。けれど返報性の効果をしっかりしている人たちは、これがただの空論ではないことに気付くだろう。

返報性にたまらないためには、返報性の法則がどういうものであるかをしっておけばいい。理解しておけばバイアスにひかかることはない。人が親切にしてきてそれに応えようとしている自分がいるならば、これは返報性の法則が利用されているのではないかと考えてほしい。

特に商品の勧誘やカルトの勧誘には気をつけてほしい。彼らは経験的に返報性の法則を利用してくることもある。自分は安全だとたかをくくらず、皆さんには身の回りの返報性に目を向けてほしい。

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