Ryotaです。
今回のテーマは、
・表情分析学
表情分析学とは?
表情分析学とはアメリカの心理学者ポール・エクマンが体系立てた学問です。
表情分析の研究成果はディズニーやピクサーのキャラクターの表情にも使われていて、世界的な認知度は高い分野です。
エクマンは世界中の人々の表情を調べ尽くし、遺伝に組み込まれた普遍的な表情を発見しました。
・幸福
・嫌悪
・悲しみ
・怒り
・驚き
・恐怖
・軽蔑
上の7つです。
これらの表情は万国共通です。
エクマンは文明から外れた村人たちを訪れて研究を行いました。
人間がこれらの表情を生まれつきではなく、教育の中で学んできた可能性があったからです。
文明の影響を受けていない人々で研究すればこの要因を除外できると考えたのです。
結果は未開の土地の人たちでもこれらの表情を正確に認識できました。
つまり、これら5つの表情は遺伝的で生まれつきなものだということです。
微表情とは何か?
エクマンの最大の研究成果といえばやはり微表情でしょう。
微表情とは人間が誰しも一瞬見せてしまう本音の表情のことで、コンマ数秒で消えてしまうわずかな時間にしか現れない表情のことです。
微表情として現れるのはやはり、
・幸福
・嫌悪
・悲しみ
・怒り
・驚き
・恐怖
・軽蔑
の7つです。
微表情研究は犯罪捜査や空港のセキュリティにすでに使われています。
エクマンの開発したFACsという機械は、人工的に微表情分析を行う優れた機械です。
FACsはテロ対策などの用途で世界中で導入が進められています。
微表情は嘘を見抜く最大のツール
嘘についての研究は関心度が高く毎年かなりの数の論文が発表されているにもかかわらず、嘘のサインは未だ見つかっていません。
また、嘘を見抜くための有効な手立てすらイマイチわかっていないというのが本当のところです。
しかし、微表情を見抜ける人はかなりの確率で嘘を表情から見抜くことができます。
表情分析学で特に嘘の可能性が高い微表情は、
・恐怖
・軽蔑
の2つです。
特に軽蔑の微表情が出た時は注意です。嘘や騙してやろうという気持ちが隠れていることが多いからです。
軽蔑の表情では片方の口角だけが持ち上がります。
通常の笑顔では両方の口角が同時に持ち上がります。僕の経験的には気取った感じの人がよくこの表情を浮かべています。
日本人の場合、騙すというよりはバカにする気持ちがある時によく見られます。
微表情分析をマスターする2ステップ
微表情を見抜けるようになる技術を身につける方法は2ステップで身につきます。
1、微表情検知トレーニングで練習
2、TVや実際に人と会って成果を確認
この2つだけです。
まず、微表情分析をマスターするためには微表情検知トレーニングをすることが絶対条件です。
書籍を読んだだけでは間違いなく技術をものにできません。
トレーニングはエクマンのサイトから行うことができ、年間2万円ほどで十分な練習量をこなすことができます。
他に似たようなサイトがありあますが、必ずエクマン本家のトレーニングプログラムを利用してください。
なぜなら、この分野で彼に勝る人は存在しないからです。
次に実際に人と会って話す時に微表情を読み取れるか確認します。
TVなどで練習するのもいいでしょう。
もうひたすらこれの繰り返しです。
身についたら人と会うのが楽しくてしょうがなくなります。
あと超能力者的に扱われますが、ちゃんと説明してあげるようにしてください。笑
エクマン本家のサイトは↓
paulekman.com
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