セラピストだからわかるラポールを本質的につくりだす心理学

ラポールとは心理学で信頼感と訳されるものです。

僕がラポールについて話せる根拠はセラピストという経験からです。それ以外の理由は必要ないと思っています。いくら心理学の本を読み漁ったところで学べるものではありません。

この記事では僕の経験上、大切にしているポイントを紹介したいと思います。

理解したいという姿勢

ラポールを築く上で何が一番大事かと尋ねられると、僕は「相手を理解したいという思い」だと言います。例えば、ラポールを築くための有名なテクニックの一つにミラリングがあります。

これは相手のしぐさを真似することで、相手とラポールを築くための心理テクニックです。

仲良しの2人が同じしぐさをしている光景を皆さんも見たことがあるのではないでしょうか?あるいは仲のいい友達と偶然、言葉が重なった経験はありませんか?これはラポールが形成されているから起きる現象です。

このテクニックはいわば小手先のテクニックです。一次的にラポールを築くだけなら有用かもしれませんが、本質的にラポールを築くためには相手のことを理解しようとするあなた自身の気持ちが大切です。

観察

理解しようという思いが出てくると、次に大切なのは観察です。

相手のことを知りたければ自然と観察したくなります。相手の表情、しぐさなどからまずは、「相手が今心地よく感じているのか?」、「それとも不快に感じているのか?」を読み取ろうとしてみてください。

人間は相手の快・不快を直感的に読み取る能力を備えています。相手が嫌そうにしていると何となく「嫌そうだ」と直感で感じるものです。しかし、それは無意識的にそう感じるのであって意識的に感じるものではありません。

だから、意識的に観察することで、観察力が上がります。

チューニング

観察に終わりはありません。常に相手を観察し、「今、相手は何を考えているのか?」とリアルタイムで考え続けることはラポールを築く上で避けて通れないことです。

観察ができてくると最後に、相手の思いにチューニングしてみます。相手が嫌な思いを抱いてそうならその嫌な感情を自分も感じてみる。共感と言うとわかりやすいかもしれません。相手の思いを一緒に感じてチューニングする。

言葉に表さなくても、無意識のコミュニケーションで相手は親近感や信頼感を感じます。自分のことをわかってくれると直感的に感じます。ここまできて初めてあなたの言葉や行動が相手にとって意味あるものに感じられるようになります。

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